就業までの流れ
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STEP1
- まずは相談
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まずは全国主要都市で開催される「森林の仕事ガイダンス・合同説明会」やお近くの林業労働力確保支援センター(大分県:公益財団法人 森林(もり)ネットおおいた)に御相談ください。
仕事内容に詳しいアドバイザーがお答えします。
「森林の仕事ガイダンス・合同説明会」では各地域の林業就業に関する情報や「緑の雇用担い手対策事業」の実施に関する情報を提供していますので、希望地域のブースや研修生のブースにお気軽に御相談ください。
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STEP2
- 採用
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ガイダンスで相談したり、ホームページで情報を収集し、森林で働くことに決めたら森林組合や林業会社などの事業体に就職します。
「緑の研修生」になるためにはハローワークや林業労働力確保支援センター、学校などの公的機関を通じて就職することが必要です。
就職先を探す場合にはハローワークの求人情報、林業労働力確保支援センターの委託募集情報、都道府県や市町村が行っているUIJターンフェアなど希望地域の就業情報を収集し、林業事業体の求人をこまめにチェックしておきましょう。新しい森林の担い手になる道をまず開いていくことから始まります。
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STEP3
- 研修
- 就業する事業体が決まり、その事業体が「緑の雇用担い手対策事業」の助成を受けて研修を実施することとなったら、「緑の研修生」として研修を受講し、多様な技術・技能を身に付け森林の保全と整備作業のプロフェッショナルを目指していきます。
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STEP4
- 地域に密着
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研修修了者は、地域に密着して本格的に森林の担い手として活躍することになります。
健全な森林を育てると同時に地球温暖化を防ぎ、山村を元気にする仕事です。
大分県における新規林業就業者への支援制度
就業前支援(林業)
- おおいた林業アカデミー
- 林業の経験が無い方でも林業に関する必要な知識や技術を身につけ、即戦力となれるように、研修を実施しています。
- しいたけ版就業給付金事業
- 県では、原木乾しいたけ栽培を新たに開始する方や親元就業後、原木乾しいたけ栽培に専念する方に対し、就業前の研修を後押しするため、しいたけ版就業給付金事業(準備型)を設けています。
- しいたけ版就業給付金事業
- 県では、原木乾しいたけ栽培を新たに開始する方や親元就業後、原木乾しいたけ栽培に専念する方に対し、就業初期の経営を支えるため、しいたけ版就業給付金事業(経営開始型)を設けています。
支援内容
期 間 | 約1年間(4月中旬~3月中旬) |
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費 用 | 研修費無料 ※交通費等自己負担があります |
研修内容 | ・森林や林業、木材産業に係る基礎的知識に関する講義 ・基本的な林業技術に関する実習 ・林業機械等に関する資格取得 ・事業体へのインターンシップ |
対 象 | 18歳以上43歳未満(※)の方で、研修終了後に県内で林業に就業される方 ※県外からの移住者は53歳未満 |
支援策 | 研修期間中、月額12.5万円(※)の給付金制度があります(国による支援) ※県外からの移住者で43歳以上53歳未満の方は年間100万円 |
その他 | 寮等はありません。住まいに関する支援は各市町村の情報を参考にしてください。 |
就業前支援(乾しいたけ)
支援内容
年 齢 | 県内在住者:就業予定時50歳未満 県外からの移住者:就業予定時55歳未満 |
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給付額 (独立就業型) |
就業予定時50歳未満:75万円/年 就業予定時50歳以上55歳未満:50万円/年 |
給付額 (親元就業型) |
就業予定時55歳未満:50万円/年 |
研修期間 | 最長2年間 (6か月間600時間以上の研修) |
就業後支援(乾しいたけ)
支援内容
年 齢 | 県内在住者:就業時50歳未満 県外からの移住者:就業時55歳未満 |
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給付額 (独立就業型) |
就業時50歳未満:45万円/年 就業時50歳以上55歳未満:30万円/年 |
給付額 (親元就業型) |
就業時55歳未満:30万円/年 |
受給対象 | 準備型受給後、独立・親元就業したもの最長2年間 (経営開始型2年目は給付金額が半額) |
統計情報
林業新規就業者の推移
平成27年の林業就業者は1,743人と平成22年度の1,866人から7%減少しました。
さらに、現場従事者1,367人に占める60歳以上の比率も増加しており、新たな就業者の確保が喫緊の課題となっています。
このため、国の「緑の雇用」制度の活用や「おおいた林業アカデミー」の開講、都市圏での就業相談会への参加などに積極的に取り組んでいます。
近年、新規就業者は増加傾向にあり、30歳未満の若年層の比率も上昇しています。
緑の雇用 | 一般就業 | |
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平成22年度 | 34 | 35 |
平成24年度 | 22 | 46 |
平成25年度 | 13 | 54 |
平成26年度 | 25 | 65 |
平成27年度 | 22 | 59 |
平成28年度 | 34 | 49 |
平成29年度 | 34 | 60 |
しいたけ生産者数(戸)の推移
乾しいたけ | 生しいたけ | |
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平成7年 | 6802 | 657 |
平成12年 | 4907 | 511 |
平成17年 | 4200 | 364 |
平成22年 | 4217 | 321 |
平成24年 | 4221 | 274 |
平成25年 | 4205 | 263 |
平成26年 | 4174 | 246 |
平成27年 | 4045 | 246 |
平成28年 | 4015 | 218 |
平成29年 | 3964 | 208 |