自分は、前の職場で同僚と家庭菜園を行うなど、農業に興味がありいつかはやりたいと漠然と考えていました。
そんな時に妻と知り合ったのですが、妻は食育の勉強をするなど、農業に興味がありました。
農業を始めるにあたり、臼杵市や大分市、豊後大野市に相談しました。豊後大野市にはピーマンの研修施設である
インキュベーションファームがあり、研修者向けの住居も整備していたこともあり、入校を決めました。
インキュベーションファームでの研修中は何もわからなかったので、農業に対する不安もなく自信もありました。
しかし、農業を始めた今のほうがミスや失敗に対する不安がある。研修と違うのは自分で考え、そして、自分で見極めること。
実際に始めると、近くの若い人が目標を持って頑張っているので、自分も意欲がわいてきます。
自分の畑の近くにいる先輩農家の方に相談しています。
それと、妻と話し合っています。自分は農業は妻と一緒でなければ出来ないと感じます。周りを見ていると
ご夫婦で農業をやっている方は仲が良い人が多いです。
住んでいるところは病院や郵便局などが集中していて、生活環境も良く住みやすいと感じています。
市街地はごちゃごちゃしていて疲れます。地区で行う草刈りや祭り等の行事にはできる限り参加しています。
就農後に地域の農業後継者組織に入り、プロジェクト発表(意見発表の部)に参加しました。
あらためて感じたのは自分だけでなく周りの人との連帯感であった。インキュベーションファームの研修中に受けた恩を返すことが目標です。
経営の良い人は自分のことだけではなく周りや地域の人のことを考えています。
私も経営を安定させ、地域を引っ張って行きたいと考えていますし、それが恩返しだと思っています。
自分にやる気さえあれば儲けることが出来ると思います。そのための努力はもちろん2倍3倍必要です。
就農に際し貯金はあった方が良いが、余裕があると「農業で頑張らないと食えない」という気持ちにならないと思います。